新規依頼移管製品 厚物スポット溶接

今回の依頼は、製品板厚3.2mmと丸ボス製品のスポット溶接加工です。ともに支給製品になり、丸ボスの厚みは13mmあります。

以前の投稿記事に書いた厚物製品スポット溶接よりも厚みがあります。

こちらが以前の投稿記事になります → https://nomizuss.com/wp-admin/post.php?post=981&action=edit

今回の依頼製品くらい厚みがあると、スポット溶接機の能力が高くないとしっかり溶着されません。当社のスポット溶接機は3台(35kVA、50kVA、65kVA)所有していますので、その製品にあったスポット溶接機の選定とスポット加工条件で溶着します。

溶着したときの製品の厚みがある場合は、大体65kVAタイプのスポット溶接機を選定します。どんな仕事でもそうですが、力に余裕のある機械を使用するのが理想ですね。

今回の製品は、本体にあらかじめプレス加工時に付けたボッチ(エンボス加工)が4つあるので、そこに丸ボス製品を溶着するという加工です。

ボッチがあるので、溶着する際に溶けて付きやすくはなりますが、機械の能力が低いと剥がれる現象となります。当社に話が来る前は10件くらい聞いて回ったらしいのですが、ほとんどができないとの回答だったみたいです。

下記、作業写真と溶着部の製品写真です。

スポット溶接機で溶着した場合は、16.5mmの仕上がりとなりました。ハンマーで叩いても剥がれません。

#スポット溶接