金型メンテナンス依頼事例(平面研削)

この金型メンテナンスの仕事は、やり始めてから今日まで1年半以上続いていて、頻度としては2ヶ月に1度1~2台といったところでしょうか

金型の大きさは約300角~500角くらいのが何種類もあります

弊社の製品だと厚物なので普通に金型のパンチやダイプレートを研磨すればいいのですが、依頼された金型メンテナンスは0.05mm前後のステンレス材を打ち抜くので、バリ等がでないために色々と指摘事項があります

決められた研磨砥石の選定、研削を始める時には必ずドレッシング作業、ダイプレートやパンチの研削していく方向、金型合わせ時にストリッパーとパンチの段差(高さ)調節を0.01mmに全面均等にする、など他にも細かい作業があります

この細かい作業を聞くと、ほとんどの会社が話を断ってしまうほどです

弊社でも始めにこれを聞いたときは結構面倒だなと思いましたが、弊社の平面研削盤PSG64DX(605×400)が他社にはこの大きさの設備が無いので、どうしてもということで弊社が仕事を受けました

下記の写真ではわかりにくいと思いますが、歯車のパンチとプレートの段差を0.01mmにしないと打ち抜いた時にバリがでてしまうので、ここがポイントになっています

研削後の刃先の状態も大事なポイントになっています

パンチとプレートの段差0.01mm
研削後の刃先の状態